「太宰府天満宮門前六町まちづくり協議会」は、「歴史的風致維持向上計画」に基づき「街なみ環境整備事業」による「協議会活動助成事業」として、太宰府市より運営費助成を受け発足しました。
太宰府天満宮門前六町(三条・連歌屋・馬場・大町・新町・五条)の自治会長から推薦を受けた方々12名で構成されています。
本協議会は、太宰府天満宮門前の歴史的風致の維持向上を目的とした歴史的市街地づくりを行うことで、地域の活性化などを促し生活環境の向上を図るための協議会です。そのために門前六町の方々からの意見を集約し、門前のまちづくりの方針を検討し、行政と協働で住み良い環境、憩えるまちを創り出していきます。
太宰府市も構成員のひとりとして参画しています。
歴史的風致維持向上計画
太宰府市では、太宰府の個性を活かしたまちづくりに取り組むため、平成22年度から国土交通省・農林水産省・ 文部科学省の三省が取り組む、歴史的風致維持向上計画を策定し、『太宰府市歴史的風致維持向上計画』として認定を受け、平成22年度から令和4年度までの13年間、太宰府のまちづくりに取り組んでいます。
歴史的風致とは、
①地域固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動
②その活動が行われる歴史上価値の高い建造物
③その周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境
という3つからなるもので、歴史ある人々の活動と環境が組み合わさったものです。
この計画の中で、太宰府天満宮門前は、太宰府を物語る上で欠くことのできない歴史的風致を有する地域として、平成22年度からまちづくりを進めています。
門前町の活性化のために
門前町では、これらの歴史的風致を維持し、まちを活性化していくための事業が展開されます。
太宰府天満宮門前の生活にみる歴史的風致
江戸時代から残る歴史的建造物、名物の梅ヶ枝餅でもてなす土産物店、恵比寿まつり、鬼すべなどが伝統的生活として受け継がれています。
太宰府天満宮 神幸式における歴史的風致
平安時代から続く神幸式行事は、太宰府天満宮はもちろん、古代の街路と菅原道真の配所である榎社で執り行われます。県指定の無形民俗文化財です。
さいふまいりにおける歴史的風致
さいふまいりは江戸時代から盛んになった天満宮詣と名所旧跡を訪ねる風習で、現在でも伝統が残っています。
梅に関する歴史的風致
飛梅伝説を代表するように、梅は太宰府らしい景観のひとつで、春になると市内各所で梅の花を見ることができます。