太宰府天満宮門前六町の歴史文化を様々な角度から紹介
太宰府天満宮門前六町まちづくり協議会
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部会の紹介

地元の声をさらに反映させるために、該当する地域の方々から代表を選任し設立しています。
メンバーは関連する住民の代表を自治会より推薦をうけた方になります。また、協議会会員は、半数づつそれぞれの部会にわかれて協議に加わっています。
現在は2つの部会があります。

参道部会

天満宮参道の街並みづくりについて協議する場として設置されています。
太宰府天満宮の参道は、市がすすめる景観計画において、
「景観育成地区(天満宮と宰府宿地区)」
として、太宰府の顔である「史跡のあるまち」と並んで個性あるまちづくりに取り組んでいます。

参道では、既に「参道会」による『太宰府天満宮参道利用に関する規約(以下、「規約」と記します。)』が定められ、店舗の高さ、庇、そして歴史的建造物を活かしだ歴史的風致の維持向上などについて取り決めが記され、参道の魅力あるまちづくりに対して、一定の配慮が求められています。

参道部会では、「参道会」にて既に話し合われた、この規約をもとにして、部会員ならびに行政双方でできることはないのかという視点で、以下の点について話し合いを行い、成果を出してきています。

①参道を取り巻く現状と現行制度の確認
②参道の個性を育てるための景観づくりの方向性
③景観づくりのための基準づくり


①現状把握と現行制度については、都市計画法や景観法にもとづく取り組みの確認を通して、望ましい風情を創り出す方向性について議論を交わしました。具体的には、景観の統一性をどこまで求めるのか、参道に出た下屋庇の取り扱いなどについて協議してきました。

②景観づくりの方向性については、現代的な風情を指向するのか、太宰府の個性である歴史的風情へ戻すことを指向するのかという視点で協議しています。
方向性については、一定の方向を指向するということ自体、魅力ないまちに陥る可能性があるため、歴史的風情と新しい風情の共存を認めつつ、根底には、どこにもない太宰府の個性としての歴史的風情を保ったまちづくりを目指しています。

③景観づくりのための基準づくりは、参道の景観づくりについて、「和風」の風情が望ましいですが、具体的なのぞましい建物景観の内容については、漆喰の白色と焼き杉板の黒色、そして竪格子という姿が参道の建築に多く用いられていますが、現代建築にどのような素材を用い景観づくりができるのかについて、常に検討しています。

一足飛びに景観づくりが出来るものではなく、どこにもない太宰府の個性づくりのための一軒一軒の息の永い取り組みだと思います。

小鳥居小路部会

協議会設立時は「幸之元溝尻水路部会」として設置されました。 幸ノ元溝尻水路は、「養護老人ホーム双葉」横の幸ノ元取水口から連歌屋交差点・参道・国博通りに至り藍染川に注ぐ水路で、古くは平安末期に造られた水路と考えられ、歴史的風致形成建造物に指定されています。
かつては天満宮の社領を潤し、また下流の田畑をも潤していました。
江戸期未期の太宰府天満宮に関する絵画を見ると、水路を境に境内と門前町に分かれ、参道には斎垣が設置されていました。この歴史的風致を形づくる水路を活かし、地域を活性化するにはそこにお住いの住民ならびに行政双方でできることは何かという視点で、以下の点について幸ノ元溝尻水路部会として取り組み、道賂の美装化や小鳥居小路水路の開渠化下記の成果を出し、平成28年度をもって事業が完了しました。

現在は当初からの課題のひとつでもあった、小鳥居小路の修景と活性化について検討、実行していく部会として位置づけられています。

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