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平成27(2015)年度

活動内容

[ 総会・合同会議の開催 ]

●第1回総会・合同会議
日時:平成27年6月3日(水)18:00~20:00
会場:連歌屋区公民館(2階大会議室)

1)総会議事
①平成26年度事業報告、決算報告、監査報告
②平成27年度事業計画案、予算案の審議議事については、特に意義はなく承認されました。
2)協議内容
本年度の各部会の協議の方針を決定しました。
①参道部会
参道の建物に対して、修景事業を発足するために修景の基準を作成する方針を協議
②幸ノ元溝尻水路部会
小鳥居小路の整備・管理・活用について協議を行っていく。

●第2回合同会議
日時:平成28年3月9日 (水) 18:00~20:00
会場:連歌屋区公民館
1)報告内容
①各部会の活動報告
②協議会運営支援業務委託実績報告
2)協議內容
①部会の解散と新設

[先進地視察研修(佐賀市) ]

期日:平成27年 10月7日 (水)
視察地:佐賀県佐賀市柳(やなぎ)町
内容:歴史的風致形成建造物の活用と地域まちづくり会との交流会

佐賀市の歴史的風致維持向上計画は、佐賀城を中心とする旧城下町の町割りが、現在も伝えられており、菓子文化と伝統的な技法の継承、恵比須信仰が今も城下町において継承されている点から、重点区域を佐賀城下町地区として、面積 400ha が対象となっています。
今回、協議会は重点区域の北方を東西に横断する長崎街道に沿って歴史的建造物が集中する「柳町地区(景観形成 地区)」を訪問しました。柳町地区では、約200mほどの長崎街道に沿って8棟の歴史的建造物が所在し、そのうち「旧久富家住宅」「旧森永家住宅」は佐賀市が公有化を行い、現在店舗として貸出、活用がなされています。
公有化された歴史的建造物は、「古民家再生プロジェクト事業」により、建造物を修理し、借主には2回のコンテストに合格した事業者を決定しており、工房や喫茶店など 9店が入居しています。入居する事業者は、それぞれが連携を持つために「柳町のれん会」を結成しているということです。
「旧古賀家住宅」において「柳町のれん会」と意見を交 換する場を設けていただきました。
「柳町のれん会」の活動は、第1に地元自治会や学校のイベントに参加をし、地域ともコミュニケーションを取ることだそうで、「佐賀市事業」の最大の目標でもあるそうです。参加いただいた「のれん会」のメンバーは、会長をはじめ2事業者が代表して来られ、いずれも若い方々で活気を感じました。平成27年2月に開店したばかりで、 利益はまだ上がっていないが、少しずつ来訪者が増加し、 営業時間も延長する状況も出てきている店舗もあるようです。

部会の活動

[ 幸ノ元溝尻水路部会 ]

《第1回》平成27年8月5日 (水)
《第2回》 平成27年11月11日 (水)
《第3回》平成28年1月27日 (水)
本年度から、いよいよ小鳥居小路溝尻間道路環境整備事業である道路の美装化と、幸ノ元溝尻水路を見せる工事が始まりました。道路の美装化については、参道と同様の石畳案と歩行者に優しい通りとする提案をしました。
今回の舗装は、「半たわみ舗装」 の工法で通常のアスファルト舗装より堅固で歩きやすく、切り込みをすることで石畳風にもできることから了承しました。
また、水路の石蓋が欠損する部分にも補色や切り込みを入れ、連続性を表現しています。
水路の顕在化は、開業化を目指す中で水路に隣接する地権者の理解と協力のもとで現状を鑑みた結果、約 10m ほどで小鳥居小路の全長 180mの1割にも満たない距離ですが、水路が見えるよう整備を行いました。
今後は、全面開業化を目指し継続的に関係者に協力をお願いしていく予定です。水路が見える部分の構造は、グレーチングの蓋で転落防止を施し、夜間灯の点いた指示柱を建て侵入防止柵を設置しています。

協議会運営支援業務委託

平成25年度から27年度の3ヶ年度にわたり、協議会の運営支援業務を委託し、運営の方法をはじめ、各部会が関わる事業の方向性決定などの支援を受けました。

1.目的の設定
1)太宰府天満宮神幸式における歴史的風致
2)さいふまいりにおける歴史的風致
3)太宰府天満宮門前の生活における歴史的風致
上記、歴史的風致を維持向上すべく、街なみ環境整備事業を活用し、 歴史的建造物の修理や小鳥居町小路等を流れる水路の整備などを推進している事務局と協議して、整備事業の方向性を検討する。
2.検討テーマの設定と部会設立
1)門前の景観形成の方向と幸ノ元湯元水路の整備方針案の設定
2)参道部会、幸ノ元溝尻水路部会の設立
3. 今後の事業展開の予定
1)事務局より提示された事業計画を踏まえ、協議会案を整理し、地元住民からの意見を踏まえて検討する。
4.部会運営の基本姿勢
1)各部会の運営は、天満宮門前にみる歴史的風致の維持向上と幸ノ元湯元水路の顕在化を基本姿勢として設定する。
5. 活動内容の周知
1)協議会の活動内容等については、まちづくりニュース「もんぜんろくちょう」等の発行により、地元住民に対する周知に努める。
【参道部会】
1.参道の現状の把握
2. 参道景観の目指す方向
1)景観計画等に基づく参道界観の育成誘導
2)歴史的風致形成建造物を顕在化する修理
3)街なみの質の向上と連続性を維持回復する修景助成基準の策定
3. 修景助成基準の検討
【幸ノ元湯元水路部会】
1. 水路の現状の把握
2. 整備方針
1)全体整備方針
・水系の再生
・歴史的風致を形成する水路整備に伴う境界の顕在化
・観光振興による沿道の活性化
・国博通りと調和し、回遊性を高める道路美装化
・区間毎の個性を活かす環境整備や取り組みの促進

以上の目的を基に、協議会の運営を行い、各会議ごと課題の検討を行い、より良い整備事業が達成できるよう支援を受けました。また新たな課題も発生してきていますが、 協議会で十分検討して解決に向けて臨んで行きたいと思います。部会の検討内容については、前述の各項で記す通りです。

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