平成24(2012)年度
活動内容
[総会の開催]
●設立総会
期日:平成24年7月13日(金)
会場:太宰府館
議題:設立会議
1)協議会規約案審議
2)協議会役員の選出
総会:1)事業地範囲の承認
2)平成24年度事業案
3)平成24年度予算案
4)部会の設置について
「門前まちづくり協議会」は、現在のところ太宰府天満宮の門前町である三条区・連歌屋区・馬場区・大町区・新町区五条区の自治会長より推薦を受けた、各自治会から2名ずつの会員(総数12名)により構成されます。当日は、6議案について審議しました。
●設立会議
1)協議会規約案の審議
規約案については、協議会の目的を了承をしたうえで原案通り承認されました。
2)協議会役員の選出
協議会の役員は、規約に基づき会長・副会長・監事の三役を選出しました。会長には木村敏美氏(新町区)、副会長に中村惇氏(連歌屋区)、監事に日高一氏(大町区)を選出しました。
また設立会議において、規約第3条(会員)に基づき、太宰府市役所より入会の申し出があり、全会一致で承認し、さらに当面の間「門前まちづくり協議会」の事務局を太宰府市役所都市整備課に置くことを決定しました。
設立会議終了後、平成24年度の総会が開催され、4議案について審議を行いました。
●総会
1)事業地の範囲の承認
門前町の区域は、昭和40年代以降に住宅団地の開発に伴い、三条区・連歌屋区・馬場区・五条区は、区域が大規模に拡大しました。今回は、旧来の門前の範囲を前提とし、昭和30年代の門前町の範用を目標としました。
2)平成24年度事業案
平成24年度は、7月の総会で多くの事業は見込めませんでしたが、①総会、②事業地視察、③学習会、④部会の設置、⑤先進地視察、⑥広報誌の発行の6事業の実施を決定しました。
3)平成24年度予算案
収入については、市より「太宰府市街なみ環境整備協議会活動助成金交付規則」に基づき、400,000円の助成金の交付を受けています。
4)部会の設置
部会の設置については、同一事業においても地域の状況が異なることがあると思われるので、それぞれの部会を設置し、担当者を決定しました。
部会は①「(仮称)参道部会」②「(仮称)小烏居小路溝尻部会」③広報誌発行部会の3部会を設置しました。今後、検討課題を精査し①②の部会は、部会の会員をそれぞれの地域の住民から選任する予定にしています。③の部会については現会員より数名選任し、当広報誌の編集等を行い、皆様のお手元へ配布したところです。
2.先進地視察研修
期日:平成24年11月2日(金)
目的地:福津市「津屋崎千軒」
会場:まちおこしセンター「なごみ」
内容:地元協議会上交流·視察
[先進地視察研修(福津市) ]
期日:平成24年11月2日(金)
目的地:福津市「津屋崎千軒」
会場:まちおこしセンター「なごみ」
内容:地元協議会上交流·視察
「津屋崎千軒」は、福津市の北、旧津屋崎町の津屋崎漁港のすぐそばにあります。江戸時代の初めに交易港として発展し、塩田による塩作りや酒造り、廻船問屋などもでき、全国から海産物や日用品などが荷揚げされ、周辺には大集落が形成され、大変賑わったそうです。その後明治の半ば以降、鉄道の普及と塩田の廃止により、賑わいはなくなりましたが、明治以降の古い建築物や商店が多く残っており、当時の町並みの面影を十分残しているところです。また、江戸時代に始まった「津屋崎祇園山笠」も昭和50年に再復興し、町並みを活性化しているところです。
今回は、古建築をどのように遺され、活かされているのか、さらに地域の民間まちづくり協議会がどのような活動を行っているのかを視察し意見交換を行いました。福津市は、「津屋崎千軒」の町並みにおける事業として、下記の事業が進められています。民間のまちづくり協議会は、大小多く設立されているようですが、特に「津屋崎地域郷づくり推進協議会」「津屋崎千軒海とまちなみの会」「藍の家保存会」3つの協議会の代表者と意見交換ができました。
福津市の事業
●「津屋崎拓園山笠催行される道路の美装化を平成17年度から同24年度まで実施。
●「古民家」を買収・修復し、活用できる団体を公募し、貸出しを行い、町並みの活性化を促進している。
●「景観計画」を策定中。
ここで特に感心することは、古建築の所有者が独自で修理し、町並みの景観を維持されていることです。
■津屋崎地域郷づくり推進協議会
「津屋崎地域郷づくり推進協議会」は、5つの部会で構成され、「活性化部会」においては、新住民に対する 「山笠」への参加者の掘り起こしとして体験活動の実施などが行われています。また「酒蔵」を利用したコ ンサートや映画祭、「まちおこしセンター『なごみ』」 における地元農産物の販売等も実施しています。
■津屋崎地域郷づくり推進協議会
「津屋崎千軒海とまちなみの会」は、平成19年から 地域コミュニティを基本にボランティアで「津屋崎 千軒」のまちおこし活動を実施している団体です。活動例としては、散策地図の作成や講演会の開催など 数多くの活動実績があり、その業績は種々表彰の栄誉を受けています。
■藍の家保存会
「藍の家保存会」は、平成4年「藍の家」の解体問題が設立の発端です。その後建物の寄贈や用地の公有化を受けて、保存会が市と委託契約を締結して管理運営を行っています。平成 19年に国の「登録有形文化財」に指定され、地域のサークル活動の練習会場として利用されている。
諸協議会の課題は、
・会員の高齢化に伴う新会員の勧誘。
・「津屋崎ブランチ」という若い人の集まりの会との連携による後継者の育成を進められています。意見交換を終了後、「津屋崎千軒海とまちなみの会」の会長吉村勝利氏の案内で「貝寄せ館」の展示、大正期の間口が狭く、奥行の深い建物構造を持つ上田製 東店、津屋崎土人形の工房、「古民家」「豊村酒造」「藍の家」等を視察しました。
学習会(第1回)
期日:平成24年12月5日(水)
会場:現地・太宰府館
内容:事業地の視察及び事業概要
現地は、幸ノ元井堰跡及び取水口、水路に沿って教策路、小烏居小路溝尻水路、小田家住宅、高田家住宅 (甘木屋)、光明寺土塀を徒歩で視察しました。
視察後、「門前まちづくり協議会」が実施する協議内容について市より提案がありました。
《提案内容》
①幸ノ元満尻水路整備
平成 19年の豪雨により井堀が流失し、現在は三条区の「あいさつ通り」に沿う一部の区間にのみポンプアップし流水を確保しているところです。提案は、幸ノ元取水口で御笠川から自然取水して、馬場区溝尻の藍染川まで通水できないか?さらに小鳥居小路水路が暗渠化され、存在すら知らない住民もいることから、通水にともなって目に見えるようにできないか?というものでした。
学習会(第2回)
期日:平成25年3月18日(月)午後6時30分~8時30分
会場:現地・太宰府館
内容:門前町地域における法的規制について学習会を行いました。